先日、天白区内の中学校から3名の生徒さんが、結の樹へ職場体験に来てくれました。

居室の清掃や季節の飾りづくり、ご利用者様との会話など、短い時間の中でも現場の空気にしっかり触れてくれたことを嬉しく思います。結の樹では、こうした学生の受け入れを大切にしています。

 

居室の清掃をしたり、季節の飾り物を一緒に作ったり、ご利用者様とお話をしたり。職員の説明を一生懸命メモしながら、真剣な表情で現場に向き合う姿がとても印象的でした。

体験の最後に聞かせてくれた感想は、
「大変だったけれど、楽しかった」
という言葉でした。

この一言には、介護という仕事の本質がよく表れているように感じます。

介護の現場は、決して楽しいことばかりではありません。体力的な負担もありますし、思い通りにいかない難しさもあります。だからこそ私たちは、若い世代に対しても、この仕事をきれいごとだけで伝えたくないと思っています。

その一方で、介護には“大変さ”の先にある、大きな価値があります。

たとえば、あるご利用者様が「お風呂上がりにビールが飲みたい」と話されたとします。ドクターストップがあるなら、ただ「ダメです」と伝えることは簡単です。でも、そこで終わらせないのが介護職員の腕の見せどころです。

・なぜビールを飲みたいのか。
・喉ごしがほしいのか。
・香りが好きなのか。
・風呂上がりの一杯という習慣そのものを大事にしたいのか。

そこを一緒に考え、ノンアルコールや別の飲み物、楽しみ方の工夫、必要であれば医師への相談まで含めて、その方らしい形を探していく。こうした積み重ねは、マニュアル通りにはいかない、とても創造的な仕事です。

結の樹では、この「考える介護」を大切にしています。


そして、その時間を生み出すために、AIやICTの導入も進めています。機械に任せられることは任せ、その分、目の前の方の人生をどう豊かにできるかを考える時間に変えていく。公開されているレポートでも、結の樹は小規模だからこそ柔軟にICTやAIに挑戦し、職員の時間を利用者様との会話や個別ケアに回していると紹介されています。

学生の皆さんにとって、今回の体験が将来の進路を考える小さなきっかけになっていたら嬉しいです。


そして、介護という仕事が「大変だけれど、誰かの人生に深く関われる誇りある仕事」として心に残っていたなら、それ以上の喜びはありません。

結の樹では、こうした学生の職場体験やインターンシップの受け入れをこれからも大切にしながら、福祉の魅力を次の世代へ伝えていきたいと考えています。

結の樹では、学生の職場体験や施設見学のご相談を随時受け付けています。
介護の仕事に少しでも興味のある方、学校関係者の皆さまも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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