毎日のように猛暑日が続く今年の夏。
一歩外に出るだけで汗が滲んで来ますね。
今年は新型コロナウイルスの影響で、プールや海水浴、川辺でバーベキュー、ビアガーデン等、
なかなか夏らしいこともできず、そのまま夏が過ぎていきそうな予感がしています。
みなさん、ストレス溜まっていませんか?
人それぞれのストレス解消法があるかと思いますが、上手なストレス解消法が知りたいですね。
ストレス解消法と言えば、「アニマルセラピー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
アニマルセラピーとは、動物との触れ合いで人々の心を癒すことです。
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アニマルセラピーとは…
動物を使ったセラピー手法のことで、日本での造語です。
医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法と、動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を
目的とする動物介在活動に分類されます。
アニマルセラピーの利点として、生理的利点・心理的利点・社会的利点の3点が挙げられます。
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動物好きな方は、一度は動物と触れ合う事で、心が落ち着いたりストレスが軽減したりなどの癒し体験を
したことはないでしょうか。
私も、大の動物好きで、いつもワンちゃんの画像や動画を見て癒やされています。笑
動物と触れ合うと自然と笑顔になったり、不思議と元気が出てきたり、
「よしっ、頑張ろう!」という気持ちになります。
実はアニマルセラピーの歴史は古く、古代ローマ時代に負傷した兵士のリハビリに、馬を用いた
アニマルセラピーが行われていたようです。現在では、アニマルセラピーに用いられる動物には、
馬の他にイルカなどがありますが、私たちにも最も身近な動物である犬を用いたアニマルセラピーは、
20世紀半ばから本格的に始まりました。
さてさて、本題ですが、
この度、住宅型有料老人ホーム結の樹天白ではヤギの飼育を始めました!!!
ヤギにもこの「癒やし」の効果はあるそうで、
ヤギと触れ合うことで、ストレスが70%も解消されるという検証結果があるんです!
もともとヤギの飼育を始めようと思ったきっかけは、施設周りの除草目的でした。
草刈りをしても、草抜きをしても、どんどん生えてくる雑草たち…
特にこの季節は熱中症も怖いので、放置しがちで、草も伸び放題でした。
ただ、手入れが行き届いてないと見栄えも悪いので、なんとか方法はないものかと…。
考えられたのが、【ヤギの飼育】でした。
(普通除草剤とかが思い浮かぶと思いますが、面白い発想ですよね。笑)
実際、ヤギによる除草は地球に優しいエコな除草方法として注目されているんです。
人間が除草作業をすると、草刈り機の使用や草の運搬・草の焼却等を行う過程でCO2の排出からは
避けて通れませんが、ヤギの除草の場合はCO2の排出量を大幅に抑えることができます。
また、人間の除草で大変な傾斜のある場所の草や、厄介なつる植物も、ヤギが食べてくれるので
非常に助かるのです。
この度、愛知県知多郡にある【愛知ヤギ牧場】さんにお願いをして、ヤギを2頭レンタルさせていただきました。
ヤギは寂しがり屋な性格で、1頭では飼育できないそうで。
その名も、『銀雪くん』と『つららちゃん』です!
↓『銀雪くん』 通称:銀ちゃん
↓『つららちゃん』 通称:つらちゃん
この子たちは兄弟で、お母さんが『雪ちゃん』だったので、雪関連の名前にしたそうです。
おそらく天白区にいるヤギは結の樹の2頭だけではないでしょうか。笑
違ったらすみません( ・ั﹏・ั)。
早くもヤギちゃんにメロメロなスタッフ達。
ただ、ヤギの飼育は案外難しいんです…。
・ヤギに対する知識や情報収集の為に本を読む。
・ヤギを診てくれる獣医さんを探す。(ヤギは反芻動物で、牛は診るがヤギは診ない病院も多いそうで。)
・ヤギの為の広場や小屋を用意する。
・食べてはいけない草の種類を把握する。(食べてはいけない草が100種類以上あるんです。)
・毎日のエサや寝床の準備・掃除(ビニール系のものを口にするとすぐ亡くなってしまいます。)
…などなど。
もちろん、介護施設結の樹では、ヤギ小屋は手作りです。
はい、完成〜゚(๑•̀ㅁ•́๑)✧
ちなみにみなさん、ヤギの目ってまじまじと見たことありますか?
ヤギの目は、人によっては、「怖い」「奇妙」と言われることがありますが、実はあの目には秘密があるのです。
普段、よく見るのはおそらく横に広がった瞳孔の目ではないでしょうか?
でも、この瞳孔が縦になるときがあるんです。
それは、ご飯を食べるとき等、下を向いているときです!
そう!ヤギの眼球は回転するんです!!!
50度近く回転するそうで、これは人間の10倍に相当するそうです。
かなり目が回りそうですね。笑
調べてみると、ヤギの目の瞳孔が常に地面に対して水平を保つための特徴だそうです。
では、ヤギの目の瞳孔が常に地面に対して水平を保っているのはなぜなのでしょうか?
〜〜ヤギの目の特徴〜〜
眼球を回転させることで頭を上げている状態と同じ視界を保つための仕組みなのです。
これは、ヤギが自然界で生き抜く確率を上げるためのようです。
ヤギを捕食しようとする肉食動物の接近を常に広い視野で確認するために、彼らの目は下を向いている時でも広い範囲を
見渡せるようなつくりになっています。
横に細長の瞳孔を持っている動物は全体的に草食動物に多く、眼球の露出面積が肉食動物よりも多いのも、
草食動物の生存確率を上げるためだと言われています。
ヤギについて一気に詳しくなった結の樹一同でした。
これからは利用者様と職員+ヤギの結の樹天白をどうぞ宜しくお願いします!