風薫る5月がやってまいりました。

行く春を惜しみながらも、心はすでに夏の到来を待ちわびております。

 

先日、コロナウイルス発生に伴う緊急事態宣言が5月末日まで延長されました。

緊急事態宣言により不要不急の外出は禁止され、介護業界でも通所介護などに通えない日々がもう少し続きそうです。

 

結の樹としても、外出禁止や通所介護に通えなくなっている利用者様のストレス軽減やリハビリ、スタッフや利用者様同士のコミュニケーションの場の提供について考えております。

 

我々が掲げる結の樹の特徴のひとつ。それが、

働ける空間“ラフ”

です。

そもそも「働く」とはどういうことでしょう。

一番に思い浮かぶのは、仕事をすること。生計を立てるために一定の職につく。労働する。といったところでしょうか。

 

私は、「働く」=「人生を楽しむ」だと思っています。

働く理由は、食べていくため。

食べていく理由は、生きるため

生きる理由は、生きていると楽しいことがあるため。

だから、働くのだと思っております。

 

働く目的として、

・収入を得て生活するため

・自立するため

・社会に貢献したいから

などいろいろあるかと思いますが、働ける空間“ラフ”が目指すのは、

・やりたいことを実現するため

・仕事をすること自体が楽しい

・人と関わりたい

・働くことで色々な経験を積みたい

といったところです。

 

介護施設に入居しながらも、働くことへの意欲ややりがい、達成感を忘れず感じて頂きたい。

生活に直結すること、衣・食・住のみではない、そういった空間の提供も我々の仕事の一つだと考えます。

 

現在、結の樹では、施設内での簡単な作業のみならず、外部業者から”内職”を承っております。

実際に販売される商品に触れながら検品作業や梱包作業などを仕事としてやっています。

外部業者からはボランティアとして仕事をもらっていますが、利用者様が働いた分はポイントカード形式でポイントを貯め、

好きなお菓子やジュースと交換したり、利用者様に“夢”を聞いて、それを最終目標として働いて頂いております。

 

夢は十人十色で、

「お寿司を食べたい!」「野球観戦に行きたい!」「奥さんとの想い出の場所に行きたい!」…

など様々です。

コロナウイルスの猛威が収束して、利用者様皆様の“夢”を叶えてあげられる世界に早く戻ることを祈っています。

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