今回のブログは #スケッター にて募集した【介護の魅力発信活動】第2弾!!
この企画は、名古屋市にある住宅型有料老人ホーム結の樹天白にて働いて
いる介護職員にインタビューして頂き、介護の魅力を届ける企画です。

福祉系専門学校を卒業した後、特養や老健、サービス付高齢者向け住宅など
7ヵ所で勤務。 現在は訪問介護(高齢者、障がい者)をメインに自費サービス
(大掃除や外出付き添い)、シニア向けのiPad・スマホ教室を運営している

「中門千恵子」さんがインタビュアーとして参加🎤

 

介護保険制度が始まる前から介護に携わっていた深津さんにインタビューを
して記事を作成頂きました。どうぞ、ご覧ください↓↓

 

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○はじめに

 

今回、【スケッター】を通して名古屋市天白区にある住宅型有料老人ホーム

「結の樹」の深津施設長にインタビューさせていただきました。

深津施設長は、学生時代から福祉の仕事を志し、施設やデイサービスでの
スタッフからリーダー、そして現在の施設責任者までキャリアアップされて
きた方です。

 

介護という仕事のやりがい、ご自身が大切にしている事、色々な現場で働いて
きたからこそ見える結の樹の魅力、そして何より利用者さんや一緒に働いてい
るスタッフと「人」といかに向き合ってきたかを教えていただきました。

 

インタビュアー…介護業界14年、施設や訪問介護の職員、ケアマネを経験。長く
介護業界で活躍されてきたからこその視点や経験に興味深々です。

 

-介護保険が始まる前から介護の仕事に就かれそうですが、現場目線での違いは
何でしょうか?

 

深津:いまは介護保険の決められた枠がありますが、介護保険が始まる前は自由に
やれることが多かったと思います。

今も出来る事はたくさんありますが、昔はバス旅行や外食等企画して色々行ってい
ました。

そういう点では、結の樹でも「施設の中でなら何が出来るか」という視点から、企
画し行っている事があります。

 

▼例えば

・内職 

利用者さんに内職に取り組み、ポイントが貯まったら「お寿司を食べに行く!」
「高校野球を観に行く!」夢を叶える企画。

・居酒屋 

おつまみを用意して、カラオケも楽しみながら施設内で居酒屋オープン。
(勤務を終えたスタッフさんも混ざり、一緒に楽しんでいるそうです)

 


働けるスペース「らふ」での内職の様子

 


スナックYUINOKI恒例のカラオケ大会

 

-そういった企画をどんどん実行できる、積極的な雰囲気なんですね。

 

深津:そうですね、積極的でやる気があって、特に「利用者さんを楽しませたい」
「楽しい事をやりたい」というスタッフが多いです。

結の樹は副業もOKにしています。趣味を活かしている人もいれば、介護系で副業
に取り組んでいる人もいるので、こちらも繋がりを持ちながら、協力できたらと
思っています。

1か所で集中するより、外の世界も見て、そこでの経験をこちらにも活かしてもら
えたら良いなと思います。

企画でも副業でも「まずは、やってみたら」という自由さがあります。

 

-現在はスタッフの教育育成がメインとの事ですが、どのようにコミュニケー
ションを図っていますか?

 

深津:私自身もはじめは一人のスタッフでしたが、リーダーや管理者を経験する
なかで、「伝え方」を工夫するようになりました。

同じ事を伝えるにも、一人一人に合わせる事。相手をよく知らないと伝わる物も
伝わらないなと思います。

その点については結の樹で「相手を知る」という事を教わりました。でも、まだ
まだです!(笑)

 

また、結の樹では介護職未経験で入る方も多いので、私も一緒に入ったりしなが
ら声をかけています。

初めて介護の仕事をする方が何を疑問に思うのか私自身も気付きながら、細かく
伝えられるようにしています。

 

-利用者さんとのコミュニケーションについてはいかがですか?

 

深津施設長:一番大切にしているのは「利用者さんに笑顔になってもらいたい」と
いう事です。
ひとつ声かけがあって、利用者さんが笑顔になって、そうするとそ
の場が「安心できる場」になります。

 

あとは、「対等に話せる関係」って出来ているようで意外に出来ていないかもっ
て思っています。
あくまでも「人と人」なので、我慢しないでお互いに言える関係

「面倒を見てもらっている」という利用者さんが感じがちな事をなくしてあげたい
なと思っています。

 


イベントレクリエーション(ひなまつり)

 

この人になら話しても大丈夫、という信頼関係や安心感、自分から言わなくて
も見ていてくれている・気づいてくれるという喜びにも繋がっていきますよね。

 

-最後に、介護の仕事や結の樹について伝えたい事をお願いします。

 

深津:介護の仕事はいわゆる「食事、排泄、入浴」のイメージが強いと思いま
すが、実際の現場はもっと楽しい事をたくさんやっているという事を知ってい
ただけたらと思います。

施設の中だけですべて完了するのではなく、中身も範囲もどんどん拡げていく
事が出来ます。

そして自分が楽しめれば、利用者さんも楽しいというそんな場所ですし、一度
来ていただけたら介護の世界の見方が変わるんじゃないかなと思います。

 


スナックYUINOKIのでの様子

 

-深津さん、お忙しいなか貴重なお話をありがとうございました。

 

 

○おわりに

お話の通り、いわゆる「介護」の話より「人」との関わりについてのお話をた
くさん伺いました。

長年のご経験のなかで、介護の仕事で大切なものはしっかりと持ち続け、その
時や人に合わせて変えるところは柔軟に変えて、ここまで来られたんだなと感
じました。

 

利用者さんにとっても、また働くスタッフにとっても「見ていてくれる」
「しっかり話せる」そんな安心できる場所として、また何でもチャレンジできる
場所として結の樹がある理由を、お話の中で知る事が出来ました。

 

今後、またどんな取り組みをされるのかとても楽しみにしています。

 

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第2弾の企画で、外部から見た「住宅型有料老人ホーム結の樹天白」とは中門さん
のおかげで今回も分かりやすく知ることができました。ありがとうございました。

他のスケッターさんにも、今回の【介護の魅力発信活動】企画を依頼している
ので順次、次回作を配信させて頂きます。

 

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https://www.sketter.jp

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